食事・栄養

カルシウムが足らない(低い)といわれました。カルシウム補給のために小魚などを食べたほうがいいのでしょうか?

小魚はお勧めできません。 小魚にカルシウムがたくさん含まれているのは確かですが、同時にリンもたくさん含まれています。 小魚に限らず、多くの食品で、カルシウムはリン酸カルシウムというかたちで存在しています。 そのため、カルシウムを取ろうとすると必然的にリンの摂取も多くなってしまいます。 「できるだけお薬に頼らず食事で栄養を補給したい」というお気持ちは、よくよく理解できますが、無理なこともあります。 カルシウムについては、サプリメント(カルシウム剤。タンカルもそのひとつ)に頼らざるを得ないことが多いでしょう。

導入したときの注意で、カリウムが高くなると危険なので、生野菜、果物は控えたほうがいいといわれました。しかし、自分の検査の結果を見るとカリウムは低いのですが、生野菜果物を食べてもいいでしょうか?

OKです。 慢性腎不全でおしっこからカリウムが出ていかなくなりカリウムが蓄積することは良くあることですが、 多少なりともおしっこが出ている人でカリウムが逆に低くなってしまうことも結構あります。 導入してすぐは特によくあります。カリウムが低くなる原因はいくつかありますが、生野菜など控えすぎも良くありません。 十分にカリウムの接種をする必要がある場合もあります。 ただし、カリウムは大変な問題を起こすことがありますので、必ず担当医か担当の栄養士さんに相談してみてください。

栄養をしっかり取るように、よく言われます。しかし年のせいか、お肉はそんなに食べられません。どうしたらよいでしょうか?

栄養にはまずは炭水化物です。 どうしても、栄養=お肉などの動物性たんぱく質。というイメージを持っているかたが多いのですが、かならずしも正しくありません。 炭水化物すなわち、ご飯をしっかり食べることこそが栄養状態を良くするために必要です。 できれば1日3回ご飯1杯以上(150g以上)を良く噛んで食べましょう。

食欲がありませんが、何か良い方法はないですか?

難しい話です。いくつか箇条書きにしてみます。

1.透析時間を長くする

 十分な透析をする。 これは、意外ですが、結構効く場合があります。 時間を長くしたくない場合は、ダイアライザーを大きくすることで多少は変わることもあります。

2.好きなものを食べる

果物・お菓子など。 果物については担当医によく相談してください。

3.体を動かす

散歩でもいいし、外に出られないようでしたら家で足踏みをする。 踵上げをする。ラジオ体操をするなどをしてみましょう。

4.胃薬を飲む

胃が痛くなくても、実は軽い胃炎だったから胃がもたれていた、という例も良くあります。 飲み薬はあまり増やしたくないのがやまやまですが、パリエットなど1個のむだけでも良く効いて腎臓が悪くても飲めるお薬はあります。 また、アルロイドGという液体の薬などで食事前か食間に飲むことで少し胃がすっきりしてくるというものもあります。 コンビチームなどの消化剤で膨満感がとれることなどもありますよ。

5.漢方薬を飲む

補中益気湯や十全大補湯など、元気が出る、食欲が出てくるといわれる薬もあります。

6.その他

夏のひどく暑いときや、風邪を引いているときなど、食欲がなくても仕方ないときもあります。 透析中にカロリーの補充や、アミノ酸をたくさん含んだ点滴などもできます。 エンシュアリキッドなど栄養補給用の缶ジュースのようなものありますので、ご相談ください。