老廃物たる小分子蛋白だけが取れればいいのですが、それだけではなくアルブミンなどの有用な蛋白まで抜けてしまうことが問題になることがあります。これは、普通のHDでも問題になりますが、効率のよい透析をねらって除去率のいいハイパフォーマンスメンブレンといわれるダイアライザーを使用している時に問題となります。過度の濾過透析によりアルブミンが低下する例はありますが、その頻度はそれほどありません。当院では、月2回行っている血液検査の時に同時にフォローアップしています。
濾過透析導入後、一過性で、透析後に頭が痛いなどの不均衡症候群に似た症状が出ることもあります。しかし、たいてい長くても1,2ヶ月で無くなりますし、全くそのような症状が出ない人がほとんどです。
普通のHDFでは、補液の量を多くすることで誤差が問題になることもあります。ただし、当院でも行っているオンラインHDFでは、その機構上誤差はほとんどありません。そのため、40L、60Lという大量の補液が可能です。 また、濾過透析自体の問題ではありませんが、血液の浄化に伴い、食欲が出てくる方がよくいます。このため、血清リン値が高くなったり、体重増加が多くなったり血糖コントロールが悪くなったりする方もいます。
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