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塩分と水分(塩分6ℊ/日以下)について

    透析患者の食事指導で、塩分と水分管理は最も重要な管理ポイントとも言えます。

    塩分の摂取過剰は体内へ水分を溜め込みやすくし、喉の渇きも強く、水分摂取の過剰へとつながります。
    さらに水分の過剰摂取は、本来排泄されるべき尿量がないので、体に貯まることになります。すなわち体重増加(体液の貯留)へとつながるのです。

    塩分と水分摂取には日々の透析間の体重管理に大きく影響することは確かです。

水分摂取:注意したいこと 控えたいこと

   体重増加量=塩分量が多いとも一概には言い切れないことも多いです。
   日常の水分摂取が大きく影響します。

     ◇1日に飲む量を決めて飲みましょう。(尿の出ている方、出ていない方では摂取量の差があります。)
    ◇冷たい物中心で水分をとらないようにしましょう。喉越しが良く、つい飲み過ぎてしまう場合が少なくありません。 
    ◇スープ類はやめましょう。塩分と水分の摂取につながります。味噌汁、スープ類には同時に1杯1~2gの塩分も多く含みます。
    ◇水分の多く含む料理=麺類(うどん、そば、ラーメン)などは、できる限り控えていただくことが大切です。汁を残したとしても、麺をすすれば水分、塩分を摂取することになります。焼うどん、焼きそば、ビーフン、パスタへと変えていきましょう。
    ◇簡単だからと、水分の多いお茶漬けも控えましょう。卵かけごはんなどへ変更しましょう。
    ◇体調次第にもよりますが、おかゆ、雑炊など水分を多く含む料理をできる限り控えましょう。
    ◇水分摂取は通常に入れたお茶(煎茶、ほうじ茶、麦茶、玄米茶など)、水を基本に利用しましょう。濃く入れたお茶、玉露、お抹茶、インスタントコーヒーなどはカリウムを多く含む飲料です。
    ◇甘い飲み物で水分を摂取すると、さらに水がほしくなります。水分は甘くない物を基本に利用しましょう。糖尿病の方は特に血糖が上昇しやすい甘い飲料での摂取をやめます。
    ◇鍋料理を控えましょう。特に冬場に多くなる料理ですが、水分、塩分摂取を増やす料理となります。体重の増えに影響しやすいです。
    ◇サラダ類は、野菜に付着の水分をしっかりとりましょう。かけるドレッシング量も控えることができ、塩分摂取も控えることにつながります。 
    ◇野菜の和え物など、茹でた野菜は水気をしっかりしぼることが大切です。味付けの塩分も節約できます。
    ◇料理は、揚げ物、炒め物、ソテーなど油を使った料理を増やしましょう。揚げ物は、特に食材の含む水分、衣の水分などが揚げることでカットできます。 油を使った料理はエネルギー摂取にもつながりおすすめです。

塩分摂取:注意したいこと 控えたいこと

塩分8gを摂取した場合、体の塩分と水分のバランスを保つため1Lの水が必要となります。そのため1kgの体重増加につながるといえます。
塩分摂取は、できる限り抑えることが、喉の渇きも緩和され、体重の増えも抑えることができます。

    ◇塩分の含むハム、ウインナー、練り物、チーズ、小魚、干物、乾き物など加工品の摂取をできるだけ控えましょう。
    ◇佃煮、漬物など塩蔵品の摂取を控えましょう。
    ◇スープ、汁物は、水分と塩分の過剰摂取につながります。味噌汁を具だけ食べると話される方が多いですが、体重管理に問題のある方は、具材に汁が絡まってくるので、できる限り控えることがおすすめです。
    ◇減塩調味料を使いましょう。
        例:減塩しょうゆ、減塩味噌、減塩ソース、減塩ケチャップetc
    ◇生姜、ねぎ、しその葉、カレー粉、酸味、こしょう、七味唐辛子、わさび、からしなど、減塩の助けになる香味野菜、香辛料、調味料などを活用していきましょう。
    ◇煮物より、「つける」「かける」など直接味を感じる料理を主に利用していきましょう。
    ◇揚げ物、ソテー、炒めるなど、油を使った料理で香ばしさを活用します。レモンの利用もでき、減塩の助けになります。
    ◇スナック、揚げせんべい、せんべい、みたらし団子、クラッカー、バターピーナッツなど塩分を含むお菓子にも食べ過ぎに注意しましょう。
    ◇メインに比較的しっかり味をつけ、副菜の味付けを薄くするなど、料理にメリハリをつけましょう。食欲を損なわないよう献立作りにひと工夫できるでしょう。
    ◇塩分は計って使いましょう。計量スプーンなどの利用をおすすめします。
    ◇主食である、パン、麺類にも塩分が含みます。主食には白米を基本に利用しましょう。
    ◇和風の調味料の方が、洋風の調味料と比べて塩分を多く含んでいることを覚えておきましょう。
        例:ポン酢大さじ1=塩分5ℊ マヨネーズ大さじ1=0.3ℊ

減塩しょうゆなど減塩タイプの調味量も多く出ています。活用していきましょう。


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